小話しかない。雲雀と綱吉しかいない。 2008.02.16開設。
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階段を降り、廊下を歩き、あるところまでやってきた。
4時を過ぎた校舎は足音を吸収し、窓に吹きすさぶ冬の風がうるさい。
2月の夕焼けははかない。赤い光を浴びる教室。そのドアを開けた。
出席番号15番を探して、足が止まる。後ろから2番目、窓から3列目の席は、少し斜めを向きながらもきちんと椅子を戻してあり、ひっそりと教室という空間に溶け込んでいた。
つと指を滑らせると、さらさら、つるつるとして、ひんやりと冷たい。
椅子を引いて座ってみる。放課後の椅子は冷たい。夕日は目にあつい。
この席から見る教室はしんと静まっていて、自分が一人であると、ここに誰も居ないと感じる。なんでか居心地はいいのに落ち着かない。夕日がただ眩しくて、窓を揺する風は止まず。
僕は空から目を離せない。落ち着きは更になくなり、何故か体は緊張していた。
カラリ
窓の激しく揺れる以外の物音に振り向く。
ドアは開いていて、この教室の出席番号15番の、沢田綱吉が僕を見ていた。
***
この話からヒバツナが始まりました。そのうち大幅訂正するかも…。
4時を過ぎた校舎は足音を吸収し、窓に吹きすさぶ冬の風がうるさい。
2月の夕焼けははかない。赤い光を浴びる教室。そのドアを開けた。
出席番号15番を探して、足が止まる。後ろから2番目、窓から3列目の席は、少し斜めを向きながらもきちんと椅子を戻してあり、ひっそりと教室という空間に溶け込んでいた。
つと指を滑らせると、さらさら、つるつるとして、ひんやりと冷たい。
椅子を引いて座ってみる。放課後の椅子は冷たい。夕日は目にあつい。
この席から見る教室はしんと静まっていて、自分が一人であると、ここに誰も居ないと感じる。なんでか居心地はいいのに落ち着かない。夕日がただ眩しくて、窓を揺する風は止まず。
僕は空から目を離せない。落ち着きは更になくなり、何故か体は緊張していた。
カラリ
窓の激しく揺れる以外の物音に振り向く。
ドアは開いていて、この教室の出席番号15番の、沢田綱吉が僕を見ていた。
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この話からヒバツナが始まりました。そのうち大幅訂正するかも…。
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