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瞼の上が眩しくて雲雀は目を開けた。シーツに朝日が反射して白く光っている。
枕元のLEDを眺めて、昨晩は何時に寝たのか思い出す。
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途中でスガラさんにバトンタッチしてる話。
10年後ですよ。
瞼の上が眩しくて雲雀は目を開けた。シーツに朝日が反射して白く光っている。
枕元のLEDを眺めて、昨晩は何時に寝たのか思い出す。
今日の朝イチで行われる報告会議用の資料をまとめていたのだ。
しかし任務後の体にはきつかったらしく、完全間近のところでベッドルームに眠りに来てしまったのだった。
積み重ねが結果となって現れ始め、やってもやっても問題が浮き出てくる。一つひとつ丁寧に消すなんてことはやめて、いっそ燃やし尽くしてしまえばいいのに。
雲雀が常々そう思っていることを知りつつ、司令塔は笑顔で火消しを命ずる。
怠い体は瞬きしか許さず、眩しいのに顔を背けることができない。
いつまでもそうしていると、目の中が熱くて堪らなくなる。じりじりと焼けていく気がして、腕で顔を隠そうとした。
けれど動かない。感覚は戻っていつもと変わらないのだ。おかしいと思い目を開けて下を見る。
綱吉が胸の上に乗っていた。
足だけはあちこちを向いていて重なってはいないけれど、腕は枕にするように敷かれているし、腹には綱吉の胸が、太腿には腰が置かれて、雲雀はまるで敷物のような有様だった。
「……………なにしてるの……」
思わず口から独り言が零れる。綱吉は瞼をくすぐらせることもなく、雲雀のシャ
ツに皺を寄せて静かに寝息をたてている。
「………綱吉?……」
一瞬だけ瞼が抄くんだ。それを見てしまって、雲雀は息を飲み込む。
慎重に身を起こして、自分の上でまどろむ年下の恋人を覗き込む。
可愛くていとしくて仕方なくなった。
よく見ると綺麗に揃っている睫毛だとか、その睫毛が金色に光っている様とか、肌なんて白くて眩しい様だとか、もう、堪らなくなる。
するすると引っ張られるかのように
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ここでスガラさんにバトンターッチ!
この先、どうにも進まなかったんだ。助けてくれたスガラさんに感謝。
タイトルはMy Little Loverから。でもらぶらぶっぷりが足りない気がするんだ。この話は。